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昨日はサロンシネマに行きました。
私が長く通い続けたこの映画館は老朽化でついに移転するのだそうです。

90年代はミニシアターブームがあり、それまでの大作とは趣の異なる、低予算や自主制作や意志のある映画がたくさん紹介された気がします。
その頃 小品映画は、ファッションやアートや音楽と同ラインで捉えられる事(メディア)も多くて、そういうものに興味がある人たちはこぞって映画館に足を運んでいたような・・・。
レコード屋や 出掛ける先々でいつも会うなぁという人に出くわすとか頻繁だったもの。

00年〜は、カテゴライズが少し変わってきて ミニシアターものという名のメジャー作、って気がしないでもないけれど、好みがさほど変わらない自分としては 河岸を変えることもなく 便利に使い続けています。

移転のニュースを聞いたときはとてもショックだったけれど、それは場所と思い出があまりにも結びついていたせいなのかもしれない。
勝手に自分指定席を作ったり、フィルムマラソンや特集の括りなんかは楽しかったし、あの映画館で出会った良品も沢山あるし。
そういう事が、映画を見るという行為とセットになっていたように思う。
なのである種ノスタルジーだったりするのかなと。ならば、移転して中心地で同じ方向の作品が見れるのだしべつにおセンチにならなくても良いのかもよ、と思うわけです。
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by orebic5_kyon | 2014-08-18 13:24 | 映画
最近、映画を見ていても さらさらと消化していく感じで、なぜか感想がぱっと出てこない。

【グランド・ブタペスト・ホテル】
ウェス・アンダーソンの美学。
WAさんの映画では ムーンライズ・キングダムが1番好みなのだが、それに続く感触を持つ映画。もはや筋とかどーでも良かったりする。
映画を見始めた瞬間、冒頭の一瞬で あ この映画すきなやつ、て思う作品がたまにあるが、これも始めの雪の中でベンチに座った黒づくめ3人のシルエットが映った時に 見に来て良かったなと思う。
この映画では実像でないもののバランス(ドアに挟まれた指がバラバラと落ちるタイミング、とか雪山の遠ぉーくの人影とか)が絶妙で、こういう間合い?もWAさんの偏執的なこだわりを感じで震えた。
ピンクと淡いパステル色。

【her】
期待が先走っていたのてすぐに見に行きあっという間に見終わってしまった。
出来ればもう一度見に行きたい。
ポケットに入れたOSの、頭をちょっと出すために止めた安全ピンに、なぜかときめく。こういうことが本当の事だと思う。
手紙がキャサリンに宛てたものでよかった。なんだか思い出すことがあったりする映画。
セオドアのズボンのシルエット(ハイウエスト、素材感)妙に気になった。

【プリズナーズ】
子供の身に危険が迫っていたら、やっぱりここまでなっちゃうんだろーか。鬼気迫るっていうか怒気っていうか、おいおいどこまで行くのかい?とか冷静に見てしまう瞬間もあり、それはそれで面白かった。
ポール・ダノはやはり最高。
個人的にはあの人が急にアバズレ口調になっていくとこがうけた。

【鑑定士と顔のない依頼人】
ジェフリー・ラッシュはあんまり好きな俳優ではないのだが、やっぱすげーな、と思ってしまった。
見る人によっては途中でラストが見えたりもするらしいが 単純な私は最後まで一気に、という感じであった。伏線が多数あると前もって聞いていたから注意深く見ていた部分もあり、もしニュートラルで見ていたら、ガビーンて思ってしまうだろう。
しかしそれにしても、衝撃とは聞いていたが切ない衝撃であった。
ラストは色んな見方が出来そうなそんな気もする。

【エヴァの告白】
マリオン・コティヤールの強い意志を感じる表情がとても綺麗だった。
冒頭、エリン島での入国シーン。数百年前にはこうやって大量の移民があの島に並び、そこからあの自由の女神を見ていたのだろうなと思う。去年訪れたNYで見た自由の女神。現代とその数百年のギャップを感じる。


【チョコレートドーナツ】
すごく感動するのだろうなと思っていたが、冷静に見終わる。
ラストがちょっと想像と違っていたけれど、それが良かった。
あの時代の西海岸は多分ちょうどハーヴェイミルクとかHIV問題とか出てきた頃ではないだろうか。異質なものを受け入れられないあの独特の拒絶反応。ほんの少し前の事なのに、今とは違う意識感。まぁ現代はあれほど露骨にしていないだけだろうけど。
なんかちょっと、もどかしい感じがしました。
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by orebic5_kyon | 2014-08-14 14:22 | 映画