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半年で見た

住んでいる街には映画館がないので、見たい映画をいま見る、のが難しい。
「あの時見たかった映画」、は家のTV画面では何故かあまり見る気がしない。というか見てもあまり面白く感じない。本数は減るけれど、見たい映画はなるべく映画館で見たい。
今年に入って印象に残った映画3本。

◆天使の分け前
グラスゴーが舞台でケンローチ、というので外せなかったが期待に違わず好みでよかった。
ケンローチ作品では 悪環境&這い上がれない不条理ムービーが多いけれど、今作品はその中でも暗さがあまりなく、どうしようもない中での面白さがあって良かった。スコッチの利き酒に思わぬ才能(嗅覚)を発揮するというなさそうでありそうなシチュエーションも映画的ですき。個人的には主人公の仲間たちがグラスゴー自慢をした時の一言に爆笑。
来月、近場でまたかかるみたいなので、見に行きたい。

◆ビル・カニンガム&NY
誰にどう思われようと 自分の感覚で自分がいいと思うものを撮り続けてるこの人に涙でる。
実際に、彼が切り取る写真のひとつひとつとかレイアウトとか好きなものの蓄積とかがすばらしい。もし、彼が認められていなかったらただの変態なのだろうか?時々挟まれる、ファッションマニアのひとたちの、好きなものへの偏愛の言葉に愛しさを感じる。
ぜひ、また見たい。

◆ファーストポジション
ダンスものでドキュメンタリーという、好みの条件が2つも入っていた。
この手のドキュメンタリーでは 一瞬のためだけに費やす水面下の努力とゆーのが売り物だったりするのだけど、私はまんまそういうのが好きなので、面白かった。しかも決して成功しないというラストも良かったのかも。
結構前に見たので、感動した割には忘れている。けどよかった。
by orebic5_kyon | 2013-07-16 11:40 | 映画