ぎりぎりでみれた

こないだ見た映画、『ファッションが教えてくれること』 とても面白かった。

VOGUE編集長のアナ・ウィンターを中心に 雑誌作りに関わる人たちを追っていくドキュメンタリー。アナの絶対的存在と発言によって回っていくスタッフがまるで惑星のようで興味深い。惑星にももちろん感情や考えはある訳なので そのやり取りが見ていて面白かった。スタッフも超一流の人たちばかりで 良い作品が出来上がっているのに、編集長のボツ一声(それもチラ見)でその有能ぶりもかすんでしまう。
アナが自分の長所は「決断力」と言い切るところもすごいなと。

映画で一番輝いていたのは、クリエイティブ・ディレクターのグレイス・コディントン。彼女の発想能力や世界観、構想力が素晴らしくて惚れ惚れする。
常々、雑誌などスチールのシチュエーションて誰が決めているのだろう?と不思議に思っていたけれど、こういう絶対的なセンスを持った人がいて 「テーマ」と「画」がありきで撮影されているんだ、と実感(この映画の場合)。もちろんカメラマン発想の場合もあるのだろうが グレイスがいる撮影現場では彼女が主導権を持っているように感じた。

アニー・リーボヴィッツの映画の中で、キルスティン・ダンスト(マリー・アントワネット)をヴェルサイユ宮殿で撮影している場面があった。その映画では アニー・リーボヴィッツの着眼点に重きを置いてあったけれど グレイスのディレクションだったんだ、と解ったのも面白かった。
ヴェルサイユ宮殿で佇むグレイスの「やった感」貫禄ありすぎ。

グレイス・コディントンがディレクションした写真集(色んなカメラマンが撮影)があったらしく、いつかそれが見てみたい。
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by orebic5_kyon | 2010-02-02 17:00 | 映画